2010年4月15日木曜日

SeCueができるまで4

宇佐美江戸城石丁場遺跡
3月26日「第1号」、最後の取材は伊東市宇佐美でした。

伊豆石には安山岩系の堅い石と、
凝灰岩系の軟らかい石があり、
下田の南豆製氷は軟らかい石でできていました。
堅い方のことも触れた方がいいかな〜でも時間ないしな〜
なーんて思っていたら、
テレビから「伊東市で江戸城石丁場遺跡の展示会が開かれています」と聞こえてきたのです!
これは、ホントにびっくり。
引き寄せたのか、アンテナが立っていたのか…。

そんなこんなで、伊東市教育委員会さんと
保存活動をされているNPO法人宇佐美江戸城石丁場遺跡保存会さんに取材依頼。

江戸城の石垣、材料の石は伊豆から切り出して運んだそうです。
その石丁場跡が伊豆半島東海岸の山々に残っています。
山の中にゴロゴロ、大きな石が転がっているのですが、
その石に、「なぞのマーク」が入っているのです!
冒頭の写真には、八角形に三の印があります。
当時この場所で、「天下普請」のために全国の大名の命を受けた武士が
石の陣地争いをしていて、このマークは自分の勢力範囲を表すものだと考えられています。

宇佐美江戸城石丁場遺跡
これは、石を成形する「矢穴」を開けた跡。(点線で切り取ると思ってください)

400年の時間をそのままに、
石は私たちの前にたたずんでいました。

案内していただいた場所はハイキングコースにもなっています。
ぜひ、保存会さんの詳しい解説を聞きながら
歴史ロマンを肌で感じてみてください!

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